入学や就職など環境の変化に伴う食生活の変化がきっかけとなって脇汗・手汗が止まらない「多汗症」になってしまった方も居るかと思います。
本当に辛いですよね。でも安心してください!
多汗症は食生活で改善出来る可能性が有ります!
多汗症に対する色々な対策を進めて行く前に、まずは生活の基盤となる「食生活」を改善してみては如何でしょうか?
食べ物で副交感神経を刺激
多汗症の原因として「副交感神経の働きが弱っている」と言う事が考えられます。
そこで、副交感神経を刺激し働きを高めてくれる食べ物を積極的に取り入れて行けば、多汗症の改善につながると言う事です!
と言う事で、どんな食材を食べたら効果があるのかを紹介していきます。
多汗症と副交感神経の関係について気になった方は記事にしていますので参考になさって頂けたらと思います。
多汗症に効く食べ物はこれ!
それは「食卓の名わき役」・・・
多汗症に効く食べ物。それは大豆です!
厳密には「イソフラボン」と言う栄養成分です。
イソフラボンとは大豆製品に多く含まれている成分です。豆腐、納豆、味噌、豆乳などから摂取する事が出来ます。
イソフラボンは女性ホルモンと似た構造(植物性エストロゲン)をしています。
これが副交感神経を刺激し汗を抑制する効果があるのです。
余談になりますがイソフラボンを摂取する事により女性には美容・バストアップなどの効果が、男性には抜け毛予防・発毛促進効果が期待できるとの事です!
イソフラボンの摂りすぎには注意!
どの様にイソフラボンを摂るのかと言う前に、1日の目安の話をします。
いくら多汗症に効果があるとは言え、摂りすぎには注意が必要みたいです。
- 一日摂取量上限値が70~75mg/日
- 一日上乗せ摂取量(特定保健用食品として)の上限値が30mg/日
さらに、一日上乗せ摂取量とは何かですが、これはずばり食事以外から摂取する量です。
これにも裏づけがあります。
閉経前女性を対象に、日常の食事以外に大豆イソフラボンを摂るとどれくらいで影響がでるかを調べました。
すると食事以外から57.3mg/日以上を摂ると、血中のエストロゲン量が変化して月経周期が延長しました。
つまり、57.3mg/日以上食事以外から摂ると、体に明らかな変化が現れると考えたわけです。
そこで、個人差や検査の精度を考えて、まあ、30mg/日なら上乗せしてもいいだろうという話になったわけです。
女性の場合は月経周期が遅れるなどの影響がある様です。
一方で男性の場合、どんな影響があるのかは調べられませんでした。
食事から摂る量としては40~45mg程度が適当と言うことです。
それ以外の上乗せで豆乳などから摂るって感じです。
イソフラボンの食品含有量目安
イソフラボンが摂取し易い食品の含有量の目安は下の様になります。
・お噌汁一杯(味噌12gとして):6mg
・納豆1パック(50g):37mg
・豆乳一本(200ml):50mg
・黄な粉大さじ一杯(5g):14mg
僕は朝食に納豆、昼食に味噌汁と豆乳を飲んでいたので若干摂りすぎだったかもしれません。
豆乳1本で一日上乗せ摂取量を超えるってのはすごい。
おすすめイソフラボンレシピ
って言うか黄な粉入れるだけなんですが!男らしいでしょ!
ハゲが治ると世間を騒がせた「黄な粉牛乳」
ちょっと前に「毎朝、牛乳にスプーン1杯の黄な粉を混ぜて飲むとハゲが治る」って言う噂がありましたね。イソフラボン効果との因果関係はあるので嘘じゃなかったと思います。(頭髪は女性ホルモンが司っています)
もちろん、多汗症にも効果が有りです!
ってことで、男性に限らず非常にオススメです!
ただ、冷蔵庫から出したばかりの牛乳に黄な粉はなかなか溶けません。
かき混ぜながら飲まないと、最後に沈殿した黄な粉で苦しむことになります。
夏場は厳しいですがホット牛乳にすれば黄な粉は良い感じに溶けてくれます。
ダイエットにも最適な「黄な粉グラノーラ」
これも簡単です。
フルーツグラノーラにヨーグルトor牛乳をかけて、黄な粉をスプーン1杯入れるだけです!ヨーグルトの場合はハチミツをかけると美味しいです!
1日1食はこのメニューに置き換えています。お陰様で体重も徐々に減ってきております。ダイエット効果もありますね。たぶん。
(見た目は変わっていないと言われますが僕は数字を信じます。理系なので)
また、嫁さんも料理の時間が節約できると喜んでおります。
実は最近、子供の離乳食を1日2回にしたので「時間節約」は我が家としてはかなり助かります。
黄な粉牛乳と違って、フルーツグラノーラはスプーンでバクバク食べるので溶けていようがあまり気になりません。
好みはあるでしょうが僕は「カルビーのフルグラ」が一番好きです。
値段もフルーツグラノーラの中では安い方です。
ちなみに、ネットでまとめ買いがマジでお得です。
スーパーで買うと経済的に圧迫されて続きません。
まだある!多汗症に効く食べ物
女性ホルモンと似た構造をした「植物性エストロゲン」を含んだ食べ物は他にもあります。
- 豆類…レンズ豆、ヒヨコ豆、いんげん豆、えんどう豆など
- 種子…亜麻仁、ごま、ケシの実、ヒマワリの種、カボチャの種など
- 穀物…米、小麦、大麦、ライ麦、カラス麦など
- 果物…リンゴ、プラム、さくらんぼ
- 野菜…ブロッコリー、ニンニク、山芋、セロリ、もやし、アルファルファの新芽など
- その他、シナモン、レッドクローバー、セージ、ホップなどのハーブやスパイスにも含まれています。
上のリストにはありませんが、アボガドや大葉にも含まれています。
料理に取り入れやすいですが、大豆と比べると含有量は低いです。
やはり大豆製品でイソフラボンを摂取するのが一番効率的ですね。
間食やサプリでの摂取もアリ
食生活を大きく変えるのは難しいと言う方も居るかも知れません。
そういった場合は間食するお菓子を大豆製品にする、サプリメントを飲んでイソフラボンを摂取すると言う方法もあります。
間食に最適な大豆製品
豊悦と田中麗奈さんがCMをやっていたのが懐かしい「SOYJOY(ソイジョイ)」と言う補助食品があります。1本のイソフラボン含有量は13~16mgなので1日に2本は食べたいところです。が!カロリーが1本130kcal程あるので2本食べると太る危険があります。
(一般的に嗜好品で摂るカロリーの目安は200kcalと言われています)
イソフラボンが摂れるサプリ
以下で紹介されているサプリは、1粒当たりのイソフラボン含有量は10mgと言う事です。1日に食事以外で30mg摂取するならば3粒です。
1パックが60粒(20日分)なので1日あたり100円で済みます。
小さいパックの豆乳を買うよりも安いですね。
多汗症に悪影響な食べ物
辛い食べ物
交感神経を刺激して発汗を促進させます。
味覚性発汗も引き起こすので、汗を気にしている方は出来るだけ避けた方が良いでしょう。
カフェイン(コーヒーなど)
汗腺を刺激して発汗を促進させます。
コーヒーの場合、いくら甘くしてもカフェインの摂取量は変わらないので意味はなさそうです。
動物性の油、肉
多汗症の原因になると言われています。
恐らく、コンビニのホットスナックのチキンなんかは最悪だと思います。油がギチョギチョになってますから。でも・・・旨いから非常に困ってます。
リラックスできるものも多汗症に良い
副交感神経を優位にする(リラックスする)と言う意味ではハーブティーなど香り豊かなお茶にも効果があります。
ラベンダーやローズやジャスミンがそれにあたります。
ただ、職場でハーブティーを飲んで優雅にリラックスなんてしていられないと思いますので、帰宅後に疲れを癒しながらハーブティーでリラックスしてみては如何でしょうか?
フランスを代表する有名なクスミティー(KUSMI TEA)の通販がお勧めです。ハーブティーなどの種類も多く、選んでいるだけでもリラックスできそうです。創業150周年と言うのも安心出来るポイントです。
食生活は毎日の改善が重要
週に一日だけ食生活を変えても効果はありません。
なによりも始める事が大事です。
そして継続はもっと大事です。
僕はまず、朝食に毎日納豆を食べる事からはじめてみました。
次第に仕事中に飲んでいたコーヒーをミネラルウォーターに置き換え、昼食に豆乳を飲み・・・少しずつ変化させていくと全然辛さは感じませんでした。
それなりに効果も感じられてきたので、達成感さえ感じられる様になりました。
まだまだ多汗症である事には変わりありませんが・・・。
まずは食生活の改善を頑張ってみませんか?